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20120111

2012年、3つの初めごと。



橋梁歩き初めの日のベストショット(川崎ミューザデッキ)


“修論で忙しい”“卒設で忙しい”は、詐欺って誰かがつぶやいていた。笑
…忙しさにかまけてブログの更新をしなくなり出すときりがないのでしっかりと更新。

2012年の始まりは、初めごとづくしでスタート。


01_ 1/5 高校時代のクラス会(6年ぶり初)
02_ 1/7 橋梁歩き初め(BDY企画)
03_ 1/8 描き初め2012 即日設計会(GSDy企画)



01_川高クラス会

川高のクラス会を通じて思ったのは、やっぱり川高っていいなということ。

6年ぶりだけど違和感なく、昔の下らない話で盛り上がる。
もちろん真面目な話もできる。

みんな一流の企業に内定が決まっているのを聞いて、
すごいなーと思ったし、負けてられないなとも心を入れ替えられたと思う。

それぞれ、「夢」や「考え」を持って6年間成長してきている、そんな感じだった。

未来志向が強く、日々あまり昔のことを省みずに、前に前に進んでいく自分にとって
同窓会とか過去を大切に省みる時間の大切さをすごく感じた日だった。





02_「2012年、橋梁歩き初め」


新港サークルウォークの上で。


1/7は、横浜・川崎へ橋梁見学会へ

若手コンサルタントの同志3人(まだ自分は学生ですが)で
秘密裏に活動を始めたBDY主催(表向きは、GSDy主催)で企画したもの。

大日本コンサルタントの松井さんをゲストとしてお呼びして、1日歩いてまわった。

午前中、中川沿いの橋梁については、
卒論で対象としていたこともあって参加者に説明をする側にもまわってみた。

人に自分の知識を伝える難しさも感じたし、
伝えることで自分の中で整理されていく感覚も得られた。

 常々気になっていた橋の色彩についても色見本帳でチェック!
川崎ミューザデッキの上で。


松井さんとの橋梁歩きは刺激的だった。

何度も横浜や川崎の橋は訪れてはいたが、
1人で見ているだけでは気づけなかった設計における「苦労」「努力」「工夫」
お話を伺うことで色んなことが見えてきた。

特に、お話を伺っていて思ったのは、
“「際」のデザイン”がすごく難しいんだなということ。

建築や土木といった、分野間のコミュニュケーションの「際」であったり
部材と部材の「際」のディテールだったり
…

この部分が構造的にもキモ。
しかも、シェルター端部の照明の為にもう一工夫されている。


学生なりに、ある「理想」を描きながら物事を批評的に見ている(見てきた)。
それ自体は間違っていないと思っているし、学生にしかできないことと思っている。

しかし、実務・ものづくりの現場に出れば様々な難しさがあるのだと、改めて。
もっともっと注意深く、批評的に物事を見ていく努力と、専門知識、審美眼を持たねばと思う。

来年からはその「理想」とは少し離れて「現実」が直ぐそこに横たわっている環境で、日々の仕事と対峙しなければならない。

「現実」は学びながらも常に「理想」は追い求めていたい。
現実に打ちのめされるのではなく、現実を打開していく。

そうありたいと思うし、そうあれるように強くなる、スマートになる。
そこには常に、批評的に物事を見ていく努力と、専門知識、審美眼が必要だろう。
そして、今年の目標である「感性」の鋭さ。アンテナの感受性。

状況は厳しいのだろうけど、プラス思考で「現実」と「理想」を上手く行き来したい。

そんな決意を胸に歩き明かした1日だった。






03_ 描き初め2012 即日設計会


毎年恒例の年始の即日設計会。
毎年楽しみにしていながらも去年は参加できなかった。

3年前
講師:藤本壮介さんで、参宮橋周辺地域に3つのキーワードを選んで、それに即して提案するという内容→5位

2年前
講師:堀部安嗣さんで、本郷地区の敷地に3つの隣合う住宅を設計し、風景を創りなさいという内容→2位/オーディエンス賞


そして今年。
講師:藤村龍至さんで、テーマが「超鴬谷」

新年会明けオールで朝の課題説明に来て下さった藤村さん@鴬谷

鴬谷駅の既存地域側から「鴬谷らしさ」を抽出し、線路を挟んだ墓地の敷地を更地として考えて、そこに新たな都市を設計しなさいという内容。

はっきり言って、朝課題の内容を聞いた時は即日設計で出来る内容ではないと思った。

しかし、今回の課題のアウトプットの絞込み方が秀逸だった。
1/500のA3程の敷地に建物のボリュームや道路、空地などの模型表現のみ。
かなり絞り込んだ内容だった。

また、プロトタイプ(第一案)とプロダクト(最終案)のプロセスも評価対象。
←この辺りが藤村さん、超線形っぽい。


本当におもしろい課題だった。
藤村さん、そして所員の伊藤さん、運営代表の二人には本当に感謝の意を述べたい。



我々の班の提案を簡単にまとめておきたいと思う。

ー30分の敷地サーベイ・その後の地図やネットを用いた調査から把握したことー

•鴬谷駅周辺地区は、空地・駐車場が多い
建替えを控えた空地に加え、東京都心部の駅前にも関わらず圧倒的にコインパーキングが多い。これはこのまちの人々の為のものではなく、ラブホテルを利用する人々、つまり外来者の人たちの為の空間である。


建替えを待つ空地


コインパーキングの虫食いと追いやられた古くからある樹々





•行止まり道や緩やかな曲線の道、隠された豊かな空地の形跡

昔、小川が流れていたことや、この辺りは自然発生的に建物が増加していったこともあり特徴的な街路パターンが形成されている。独特のスケール感がある。
また、現在は典型的な「がわとあんこ」状態である街区、ラブホテルに取り囲まれている。しかし、その中には昔あった豊かな空地の形跡や、鴬谷らしさが隠されている。


奥に見える空地の豊かな感じ


•ラブホテルの持つアーキタイプ「ピロティー」
周知のように鴬谷には大量のラブホテルがある。歩いていて気がついたのはラブホテル
が持つ「ピロティー」状のウォークスルー可能な空間構成である。




マンション1階もこのアーキタイプを持っていた(奥に路地が見える)


ー提案の概要ー

以上の様な、サーベイの結果から

都市のキャパシティーは担保した開発とするために、
都市の持つ「がわとあんこ」の関係性は許容したまま鴬谷を「反転」
隠されていた鴬谷らしさを再表現し、超鴬谷を提案した。

具体的には、昔そうであったように街区内部に空地を配置する。
これは、現状のこのまちにとってマイナス利用となっている空地を
このまちにとってプラス利用していこうとするものである。


また「反転」の手法として、ラブホテルのアーキタイプであるピロティーを用いる。


街区周縁にピロティー状の建築を配置することで、
内部の空地に人々を迷い込ませていく都市形態プランを提案した。


ピロティーから垣間見える豊かな空地、路地等々が連単していくことで
人々が回遊し、豊かなまちを形成できる。


ヒルサイドテラスで槇文彦が実験したことを、
より大きなスケールの都市へと展開する、そんな提案である。


大まかにまとめるとそんな感じになる。


もちろん、それによって周辺の上野公園やお寺、レベル差のある線路反対側のまちとの関係も反映させて街区割り、建物のスケール等を決めていった。

ちゃんと提案を後でパネルとかにまとめとかなきゃな。
ひとまず、これくらいで。

実際の模型。

 プロトタイプ(15時)(事務局撮影)

最終提出:プロダクトタイプ(17時)(事務局撮影)




2時間で「空地」と「ピロティー」「路地」の連関性を高めた配置へとブラッシュアップ。
また、建物や道路等のスケール感をブラッシュアップ。


振り返ってみると、やっている最中は無我夢中だった。

でも、サーベイ開始5分くらいで空地の位置をプロットし始めていた。
ラブホテルのアーキタイプにも気づいていた。
そこで提案の方向性は既に決まっていたように思う。


結果として、今回は最優秀賞を頂くことができた。

3年目にして初めての1位。
というか、やってきた数あるコンペで初めて1位。
…万年2位の佐々木研と言われていたし。

賞状。

素直に、すごく嬉しいかった。励みになった。
これまで積み重ねてきたことが、学生最後の最後で実を結んだ感じ。

振り返ってみて、これだっていう感覚を持てたこと、
それに気づけたことが結果よりも何よりも一番大切な経験だったと思う。

強引に進めたにもかかわらず、
文句も言わずに最後まで一緒に取り組んでくれた二人には感謝をしたい。
それに、これをキッカケに更にいっぱい勉強して欲しい(自戒も込めて)

戦いのあと。超線形プロセスの実践は模型づくりの戦いだった。

集合写真。(事務局撮影)



しかし、藤村さんの講評の方法が面白かった、斬新だった。

 パソコン片手に評価マトリクス表を作成する藤村さん

アルド・ロッシの「類推的都市」を即日設計会のテーマとして設定していたそう。
東工大の塚本研が良くやっている構成論的な考え方を基本とした評価基準の設定。


•建築ボリュームや道路、空地の構成論的な解釈ができているか。
•街区や建物のスケール感は合致しているか。
•都市と建築等のモルフォロジーをクリエイティブに関連づけた提案ができているか。

明快にマトリクス的に点数化。
それらに加えて、ディスカッションタイムでの内容を加味して最終評価。

今回の参加者の傾向としては道路の解釈が弱かったという分析で締めくくった。


最後、懇親会の席で藤村さんを囲み今後の日本について
熱く、じっくりと語れたのは何よりも楽しかったし、非常に勉強になった。

藤村さんのボキャブラリーの豊富さ、論理的話術、話の受答えのスピード…完敗だった。

頑張ろう、負けないように。
そう同じ川越高校出身で、都市に関わる者として、負けていられない。


P.S. 藤村さんはウォーターボーイズだったというのが、この日の最大の発見


20111227

【告知】2012年、橋梁歩き初め

GSDy主催 ミニ見学会
“2012年、橋梁歩き初め”


 橋梁天国として知られる(?)横浜と川崎へ、年始早々に見学に行きたいと思います。実際に数々の橋梁の設計をされていらっしゃる松井幹雄さん(大日本コンサルタント株式会社)をゲストとしてお迎えし、一緒に2012年歩き初めたいと思っております。実際の設計者から直接お話をうかがえる貴重なチャンスです、是非奮ってご参加ください。
 午前も橋梁デザインのパイオニアであるエムアンドエムデザイン事務所が関わられた初期の橋梁を中心に見てまわります。マニアックではありますが是非!!


日時:2012年01月07日 9時30分 – 18時00分頃(その後、懇親会@川崎を予定)

場所:横浜市臨海部・川崎駅前(集合はJR石川町駅)

講師:松井幹雄さん(大日本コンサルタント株式会社)


行程(予定):

09時30分 JR石川町駅集合
       ↓
・中川沿いに架橋されている橋梁を見学

① 市場通り橋 ②前田橋 ③代官橋 ④フランス橋(エムアンドエムデザイン事務所)
⑤ボーリン橋 ⑥他横浜市の歴史的橋梁 等々
       ↓
11時00分 昼食@元町中華街
       ↓
12時30分 馬車道駅(設計:内藤先生)にて松井さんと合流
       ↓
⑥北仲橋(NE設計) ⑦汽車道(NE設計)
⑧新港サークルウォーク(アジア航測:寺田さん、一丸さん、篠原先生監修)
⑨国際橋(NE設計)⑩はまみらいウォーク(NE設計+エムアンドエムデザイン事務所) 
       ↓
15時45分 横浜駅
       ↓
16時10分 川崎駅(日の入りが恐らく17時前)
       ↓
⑪川崎ミューザデッキ(NE設計+エムアンドエムデザイン事務所) 
       ↓
時間が余れば、川崎駅西口の駅広デザイン(NSC)等も見学可
       ↓
18時00分位 見学会終了
       ↓
18時30分頃〜 懇親会@川崎駅周辺


申込:
下記の連絡先まで、氏名/所属/連絡先を添えてご連絡願います。
w.caee.o.yuji@gmail.com(GSDy代表 岡田)



途中(昼頃)から参加も可能ですのでその場合はその旨も併記してください。
〆切は年末年始なので設けませんが懇親会のお店の予約がありますので年内くらいでご連絡頂けると助かります。

以上、宜しくお願い致します!








参考までに、当日歩き初める橋の写真を少しばかり掲載しておきます。




 
フランス橋 1984




はまみらいウォーク 2009





川崎ミューザデッキ 2003







20111125

まちづくりの根幹にあるもの


題名の僕なりの答え「祭」


以前、事前視察をご一緒したこともあって
GSDyでお世話になっている国交省の先輩にお誘い頂いて
11/19(土)に国交省若手有志の「景観若手の会」なる団体の方々と一緒に川越見学会に行ってきた。

生憎の雨だったが、ただただ…1日楽しかった。

3年間通っていたのにこんなにも川越のことを知らなかったのか、と痛感した一日でもあった。


通学路裏にひっそりと隠れていた旧川越織物市場

お話をうかがった場所:古い蔵の改修をしたYAMAWA CLUB

市役所の荒牧さん、蔵の会の現会長の原さん(共に川越高校の大先輩)

NPO法人 川越蔵の会 HP:http://www.kuranokai.org/home.html



勉強になっていうのもあるけど、なんだろう川越に対する愛着がすごく強まった感じ。

企画して下さった先輩・朝から1日中ご案内頂いた市役所の荒牧さん・原さんをはじめとした蔵の会の皆様・川越のまちの方、全ての方々に感謝感謝です。



 夜も鏡山を頂きながら…都市計画図が出てきちゃいます(笑)

 みんなであれこれ議論
(写真で僕がお話している方は元土木エンジニア大野さんとお仕事されていたそう。
蔵の会のデザイナーや技術者の層の厚さといったらすごい)

(上記2枚は先輩のFBより転載。話に夢中で写真撮ってなかった)


得た知識や1日の行程を書出すとまとまりきらないので、川越祭りと見学会を通じて考えたこと・思ったことだけまとめようと思う。



1. まちづくりの根幹にあるもの=祭り

1.1 繋がり
今回お話をうかがって驚いたのが、蔵の会や商店主の世代間のバトンの受け渡しが上手くいっているということ。郊外の大規模店舗⇄商店街の構図になる前、早期の段階でまちづくりに力を入れられたこともあって、客が来るからお店を継ごうと思われる方が多いというお話には納得であるが、それにしてもスムーズ。

この秘密は、「祭り」あると思う。

川越には有名な川越祭りがある。これは観光化されたものというよりも地元密着型なイメージを受ける(地元の方々がものすごく満喫されているイメージ)。冒頭写真にもあるように、祭りの際には地域が一体となって全員参加ぐらいの勢いである。
「祖父ー親父ー息子」三世代がしっかりと繋がりを形成できるキッカケになっているのだと思う。コミュニケーションのキッカケである。

また、これは世代間だけでなく、地域の人々の間の繋がりをもつくり出す原動力になっている。

お話を伺う限りではあるが、川越の場合は「旧住民」⇄「新住民」の対立もあまりないという。祭りの際にも、外国人の親子が祭りに積極的に参加している姿がみられた。
そういうことかと納得。祭りという1つのイベントが地域の人々を繋ぐキッカケにもなっているのである。

服部資料館のご主人服部さんからうかがった話。

「昔は川越祭りは、山車の用意・運行は町人の人々が、山車の上のお囃子は農民の人々がしていた。町人(商人)のお客さんは、農民の人々。町人は儲かったお金でお祭りを運営する。演奏をしてもらう為に、農民にお金を払う。山車の上にのってもらうことでお客様である農民をたてる。農民はまた町でお金を落とす。」

正確な言葉をひかえていないのだけど、そんな感じ。

ここから分かったことに、祭りというものが「まちの経済の循環」「町人と農民の間の繋がりを良好に保つ」ことにも寄与していたということ。

これってすごく、すごく学ぶことが多い。
外部資本がある今のまちづくりにそのまま活かせる訳ではないけど、これからのまちづくりにヒントを与えてくれるお話。

コンパクトシティー + 農村型 のネットワーク式の都市モデルを佐藤先生のディベートの時間に発表していたけどそんなモデルに対して示唆する部分が多い。


1.2 空間的な設え
前に祭りの記事にも書いたけれど、祭りがまちの空間的な「しつらえ」さえも生み出す。川越では一番街の電線地中化に際して「山車が空に映え、美しく見えるよう」にという意図もあったそうである。
また、「電線の道路横断方向の電線を減らす」「電線をなるべく高くする」「信号機を回転式にする」などなど1年に1度の祭りの為にまちの空間的な「しつらえ」がなされている。そういったまちのシステムと結びついたハードの整備がされている空間ってすごく豊かであると思う。


1.3 まとめ
川越は特殊解っていう指摘もあるかもしれないけど、こうやって考えてみると「世代間・地域間の繋がり」「空間的な設え」といったものから、まちづくりの根幹に「祭り」がある。これは面白いなと思った。


織物市場から見た背景のマンション
(ここが整備されて使われ出すとすごい風景が生まれると思う)


2. 風景を維持し続けることの難しさ

原さんのお言葉が重かった。

「正直、蔵の修繕をする為に働いているようなもの、もう意地とかプライドでしかないですよ。」

自分の中では「風景とは、人々の生活や自然の営みが醸出すもの」と定義している。
景観という言葉は使いたくないので、風景で書く。

そう、ただあるように思える風景は住まう人々の努力でなりたっているのである。
まさに人々の生活(ここでは商いも)が醸出しているのである。

結論からいえば、その生活や商いのシステム自体をどうにかしない限りは風景に持続は困難であると思う。

これまでは、街並を整える為に景観条例を作ってきた。それらは一定の効果を上げてまちなみを整えることに一役買ってきたことは間違いない。

蔵の会の方のお話にも、これからの川越は「外部資本の侵入」との戦いとあったように、川越のコンテクストとは全く関係ない、商業的な意図のみで成り立っているものが入ってきたらそこには風景は醸し出されるのだろうか。答えは明確にNOだと思う。

アカデミックの場でも言われていること(ウチ研究室のゼミではよく話す)で、既にまちのファサードだけ見ていてもダメで、その中である人々生活に踏み込んでいかなければ風景を維持できないのである。

生活景というのもその考え方に近いと思う。(一般的な定義はおいといて)

そういった、部分をフォローする様な、制度なりまちづくりシステムを上手く作っていかなければならないし、ある意味ではそれが studio-L でやっている「コミュニティーデザイン」であり、西村さんが言ってる地域の「自走力」だと思う。

国の制度は勉強不足で分からないけど、そういったゲリラ的な動きは既にたくさんある。
ので今更な話をしているんです。自分の思考の整理の為に書いてるので。



3. 将来的に川越に自分の蓄積を還元したいという気持ちの芽生え


 これは、蔵の会の皆さんを見ていて羨ましくなったというのが本音。
自分たちのまちを心から愛して、誇らしく、楽しそうに、熱く語り合っている姿を見て嫉妬してしまった。

もちろん、自分の長く生まれ育った吉見町にも愛着はある。特に自然の豊かさに関しては素晴らしい。

しかし、高校時代に3年間川越高校に通っていて川越のまちには育ててもらったこともあって、川越を第二の故郷と思っている。だから川越に対する愛着も強い。そして今回の見学会でそれが更に強くなった。

将来的に、自分が培った知識なり技術をこのまちに還元できたら良いなと心の底から思ったというのが本音。まだ還元できるものを持っていない若造だけれども、蔵の会に入会しちゃおうと思うくらい。

無事に職を全うしたら将来は川越に住んで、まちづくりに関わりながら余生を過ごせたらいいなと思った夜だった。

なにか、大切なものを得た1日だったように思う。


長々書いてしまったけれど、ホント楽しかった。
酔っぱらって終電逃したしね。

おしまい



20111116

2011_Laurent Ney_Shaping Forces

先日の GSDy salon「 欧州ドボクデザイン紀行報告会 」 の八馬先生のお話にもかなり登場されました Neyさんの講演会の告知です。

今年も講演会があると、Ney事務所の渡邉さんからご丁寧に連絡頂いたので、既にTwitter等でご存知の方も多いかと思いますが、この場をつかって改めて告知します。
(研究室は、WBにポスターはっといたのでそちらを見てください。)


今年、東京近郊では下記の2カ所、他に大阪、九州でもご講演の予定とのこと
詳細は下記のポスターをご参照下さい

11月29日(火)14:40 - 17:00 @Y-GSAパワープラントホール(横浜)
11月30日(水)18:00 - 20:30 @日本大学CSTホール
12月01日(木)14:00 - 17:00 @大学コンソーシアム大阪 


Poster@Y-GSA


Poster@日本大学


Poster@osaka

学部4年時、早稲田にお越し頂きお話をうかがってから早くも3年。
昨年は4月から入社する会社主催で行われた講演会にも行ったので、今年でお話をうかがえるのは3度目。

何度お話聴いても毎回勇気をもらえる、「また1年頑張ろう」と思える。
そんな素敵なお話がまた今年も聴けるのではないでしょうか。


個人的に気になるのは、九州での講演会の内容「共有されるデザイン思想とは」

Poster@九州

[Posterは告知用にご提供頂いたものを掲載させていただいています]

KL2の主催ということもあって早くからお話を頂いていて少し動向を知っていたこともあったが、最終的に渡邉さんとの座談会という形でまとまったよう。
非常に有意義な会になりそうで切に行きたかった、羨ましい限り。

その個人的な想いと、まじめな話全国の若手社会人・学生に発信する意味で、
この座談会の内容を、GSDy LetterPremium に掲載させていただけないか現在交渉中。
(先日のKL2代表の彼との打合わせでは実現できそうな好感触!?)

乞うご期待









20111112

【イベント告知】12月2日(金)「景観・デザイン研究発表会 学生/若手社会人 交流会」のご案内

[20111123詳細内容更新]
現在、東北・関東・関西・九州合わせて43名参加予定です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2011年12月2日(金)~4日(日)@日本大学において第7回景観・デザイン研究発表会が開催されます。

これに併せまして今年もGSDy・KL2・景観開花の景観系学生団体の共催で、学生・若手社会人交流会を行います。

昨年は交流会企画初年度にも関わらず、かなりの数の学生・社会人の方々にご参加頂きまして大盛況でした。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。


昨年の若手交流会の様子


今年も是非、奮ってご参加頂ければと思います。

以下、概要については、KL2のMLの内容を引用させて頂きます。
とかって去年の告知文を思ってたら、去年自分が書いた文章でしたw


□開催趣旨
景観デザイン研究発表会も本年で7年目を迎え,
景観デザインという学問分野も次第に社会に認知されつつあるように思います.
また「GROUNDSCAPE DESIGN youth」「Kyushu Landscape League」「景観開花運営局」
をはじめとして,多くの景観系学生団体の活動も活発に行われており,「景観」という
キーワードのもとに確実に若者同士の輪が広がっているのではないでしょうか.
しかし,各団体の抱える問題点として地域別に団体の活動が偏ってしまう,というものがあります.
地域内での輪は確実に広がりつつありますが,地域間の輪のつながりはまだまだ不十分な状況に
あるように感じます.
そこで今年も,東京にこの研究発表会を期に景観をキーワードとして活動を行っている
学生,若手社会人が一同に会します.
そこで,地域毎にその結束力を高めつつある若者同士の輪を全国へと広げていくことを目的とし,
今回交流会を企画させていただきました.
この交流会を機に,各団体間の連携を強め,各団体・個人の活動が今後更に活発化するように
願ってのことです.

□日時:12月2日(金) 学会シンポジウム終了後 18:00ー20:00


□場所:PRONTO 御茶ノ水店(貸切) http://www.pronto.co.jp/shop/detail.php?shopid=36




□会費:3000円

□お申込み期間:11月27日(日) 最終〆切

□お申込みフォーム: 
・氏名:
・所属:
・連絡先:

GSDy代表岡田( w.ceee.o.yuji@gmail.com)までご連絡頂ければと思います。
複数団体に加入されている方は一つの団体に連絡して頂ければ結構です。


また、前回同様に一般参加も大歓迎ですので研究室や職場のご友人・ご同僚様等も是非お誘いください。

20111106

ゆとりジェネレイション、気負わずに頑張る。

早稲田大学西早稲田キャンパス TULLYsコーヒー 設計:古谷誠章


タイトルと全く関係ないけど、カメラを持っていたので理工のカフェの写真を撮ってみた。

最近、樹木を通すために刳り貫いた屋根っていうのをよく見かけるけど、ココの屋根が一番かっこいいなと思う。(川崎駅のとかはどうも好きになれない)

コンクリートの素材感とか厚さ(重さ)が効いているように思う、感覚的だけれども。


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ASIAN KUNG-FU GENERATION Live
“さよならゆとりジェネレイション”




さておき、学生最後の年だったので、最後くらいと思って学園祭に行ってライブみてきた。


予想はしていたけど、高校の文化祭の様な盛り上がりだった。
新曲含む10曲程度、全部は分からなかったけど有名どころが多くて嬉しいばかりだった。


観客はみんな汗だく、でも一体感があってすごくよかった。




MCの時の言葉が印象的だったので反芻して自分の言葉に変換してみる。

「ロストジェネレーション」
「ゆとりジェネレーション」

表現はなんでも良いけど、今も昔も状況はそんなに変わっていないし、社会に出れば困難に立ち向かわなければならない。

むしろ、変わったのも若者のメンタリティーの方、すこぶる弱っている。
(自分はその典型だ)

一人一人が意識を変えていった、その総体としての意識変化があるレベルに達しなければ、社会を変えていくことはできない。


「世界を変える」「原発反対」とか、もうウンザリ。

一人で多くのこと(大きなこと)を抱込んで、すごんで、できないからって自分に失望して勝手に自暴自棄になるな。


「音楽で世界なんて変えられない」
「みんな一人一人が良い音楽を選ぶチカラが世界を変える」

バンドマンなのに、言うこと潔すぎてなんか感動した(笑)


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Party@自由が丘



その後、移動して自由が丘で鍋パ。

上で言っているような、社会を変えられる程の総体としての意識変化のスケールとまではいかないかもしれないけれど、想いや思想を共にした素晴らしい先輩方と研究室同期と終電まで飲み語らってきた。

鍋も料理も議論も、おいしい空間・時間だった
ほっこり癒される(励まされる)ひと時だった

本当に良い先輩たちや同期に巡り会えてよかったと帰り道、先輩と話していた。
これからも大切にしていきたいねと。


「仲間(同志)がいること」

上で言っていたことに対する答えのような気もした。

一人ではない、抱え込む必要はない、躍起になって自暴自棄になる必要はない。
一つ一つ自分の成せることを成していくことこそが、世界を変えるチカラになる。

そんなカンジ。


今朝は、感覚的なことやあんまりまとまってないことを書き始めたので
明確な結論もないのだけれども、今日も一日頑張ろうと思う。

もう6時になるのに陽がのぼってない。
最近は朝陽がのぼるのが遅くなってきた。

冬はもう、そこまできている。

残り5ヶ月のモラトリアム
気負いすぎずに一つ一つ成せることを成そう、学生生活を満喫しよう。






20111104

TOKYO DESIGNER'S WEEK@ROPPONGI

DESIGN TOUCH Park



01.DESIGNTIDE TOKYO

02.TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH


11/3 この2つに行ってきた。



01.DESIGNTIDE TOKYO

Concept:「思考をトレードする場」

生活に関わる形あるものは、すべてデザイン行為の産物です。
インテリア、プロダクト、建築、グラフィック、テキスタイル、ファッション…どんなジャンルであろうとも、生活をよりよくするためにすべてのデザインは続いてきました。
そして、どんなデザイン行為も、それが社会に向かっている以上、単純な形の問題に収斂することはできません。
形を生み出す源泉である思考そのものを発表し、対流させて、あたらしい思考と形が生まれること。

デザインタイド トーキョーは、そんな思考をトレードする場です。

[HP抜粋]

コンセプトには賛同。
でも、学生である僕にとっては上手く思想をトレードできる場ではなかった印象。
でも面白いアイデアや商品に触れることはできたかな。

ターゲットはやっぱりデザイン関係の仕事を既にしている人々かな、そんな印象を受けた。
デザイナーと来場者の距離が近く、直接話が出来る点は非常に良い空間だなっていう感じだった。


会場構成は、2008/2009年は建築家:谷尻誠さん、2010年は建築家:中村竜治さん。
今年の会場構成は、プロダクトデザイナーの中坊壮介さん。


上記のお三方とディレクターの方の4人のトークセッションを聴いてきた。




中坊壮介さんは、存じ上げなかったけど無印良品のプロダクトデザインを多く手がけられている方らしい。

関連記事:



今年の会場構成のコンセプトは、明確な言葉にはされていなかったが「写真スタジオのように展示作品や出展者が自然な姿で美しく佇む空間」ということだった。

自身が出店されていた年に、来場者がブログにアップしていた写真に写っていた出品者(自分)の写りがあまりにも悪かったことから、どうにかしたいなという想いを持っていたというシンプルな発想の基だったとのこと。

そこから写真スタジオの紹介写真のイメージをヒントに、光をディフューズさせた白いショーケースの様な今回の展示空間を考えたという。

正直、はじめに会場を観た時は「今年は…」という印象をもってしまった。
空間的には全然面白くない、前をみれば三年間のものとは比べ物にならない。

しかし、お話を聴くにつれて建築家とは違った視点、或はデザインの範疇で考えていらっしゃるんだなと知り非常に面白いなと思った。


「人(来場者)の体験」と「来場者の“写メる”という行為を通じてWEB上にその体験が増幅共有されていくプロセス」のデザインを通じて、来場者の豊かな体験を形作るとともに、DESIGNTIDEの“ブランディング”にもなっている。

ということだと個人的には解釈、なるほどなと思った。

できることならば空間としても面白いものであれば文句のつけようがないが、
設営・予算等々、非常に厳しい制約条件の中で最大限の効用を生み出す、またプロダクトデザイナーらしさといった意味では、導き出された解答は非常におもしろいものだったと感じた。




02.TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH

デザイン監修:
トラフ建築設計事務所
協力:
NPO法人CANVAS
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)



NPO法人CANVASという団体のWORKSHOPが面白かった。

どこがやってるんだろうと帰宅後に検索したら、最近子供向けのクリエイティブイベントで注目されている団体だった。

とにかく、色んな体験ができる、18種類!しかも全て無料で。

広場が、子供達の笑顔で溢れている。
こりゃすごいなと思った。

しかも、WORKSHOPで作った風車で広場のインスタレーションができる。
参加者1人1人の手によって形作られる小さなモノが大きなモノを形づっていくその一体感みたいなものが素敵だった。

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しかし、MIDTOWNのイベントは毎回驚かされる、なんであんなに人があの広場に集まるのだろうか。

広場自体の造営うんぬんではなく、「立地」と「コンテンツ力」なのかな。
がらんどうな空間が求心力のある場所に用意されていて、そこに魅力的なコンテンツが入る。
そう考えてみれば、集まるのも当たり前なのかもしれない。

でも、普段も結構人がいるイメージ。
少し傾斜かかった絶妙なスクエアーな感じ、そんな気もする。
NYのメトロポリタン美術館周辺のセントラルパークの芝生広場のような感じ。

何の根拠もないので、これはここで終わり。

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写真の構造物は、恐らくトラフ建築設計事務所の設計だろうか?

傾斜と呼応して屋根のエレベーションが変わって、それが机にも屋根にもなるモノ。
WORKSHOPスペースや休憩スペースになっている。

木材でつくった簡素な構造物であるが人々の拠り所になり、いつもとは違った芝生のスクエアーの使い方を生み出していた。

発想はすごくシンプルだけど、生み出している効果は大きく素晴らしい。
どれくらいの予算でつくっているんだろうか気になる。


今日も思ったけど最近ずっと思うことに、もろもろのバランスって大切だと思う。
“デザイナー”は“アーティスト”とは異なるのだから。

そのバランスにおける重きの置きようで人はどのようにも振る舞える。

否応無しに外部要因によって振る舞い方を変えなければならないことがあるのだろう。
けど、そこは上手くやり抜いていくしかない。

その中でも、本当に重きを置きたい部分は見失わずにいたいものである。
やり抜くことで重大なチャンスが訪れるかもしれない。





ミラノで発表した坂茂さんのエルメスのパビリオン(おまけ写真だけ)