20111022

ハレの日のまちの風景ー川越祭りー


国交省の先輩の川越案内を兼ねて15日川越に行ってきた。
どれくらいだろうか?毎日電車では通っているが降り立っていなかった。

あれこれ川越のまちは変わっていていることに気がついて嬉しい部分もあり、ちょっと残念に思う部分もあった。
ちょっと洗練され過ぎ感?笑


蔵里 http://www.machikawa.co.jp/

クレアモール〜大正ロマン通り〜蔵づくりのまちなみに至る通称タイムスリップロードに位置して、つくられた産業観光館。

明治8年(1875年)に創業した旧鏡山酒造の建築物(明治・大正・昭和の時代に立てられた3つの酒蔵:国の登録有形文化財)を、当時の面影を残しつつ改修した施設で、平成22年にオープン。

01文化財の積極的利用を行っていること
(専門でないのでその保存利活用の質の良悪はわかりませんが)
02JR川越駅から蔵づくりのまちなみまでのちょうど中間地点に位置していて、休憩施設・観光案内施設として川越の面的な歩行者ネットワークに寄与するポテンシャルをもっていること
03埼玉や川越のモノ・コトがしっかりとブランディングされていること

初めて行ってみましたが好感が持てる施設でした。

02の点については少し懸念もあり、オールインワンでここで買物等が簡潔してしまわぬように街全体に人が流動する様な観光案内のコンテンツがもっと盛り込まれるともっともっと川越のまちが良くなるように感じた。


この日の川越は一年に一回の川越祭り
http://www.kawagoematsuri.jp/index.html

恥ずかしながら3年間、高校に通いながらも今年が初めて。
「360年の時を越える都市型祭礼の極み」と称され、国指定無形民俗文化財として全国的にも有名。


ハレの日だけあって、まちは人々の笑顔で溢れ、賑やかで輝いていた。


道ばたには椅子を出して談笑するおばあちゃん達

素敵な風景....
人と人の関係がまちににじみ出して見える
人とまち(場所)の幸せな関係が垣間見える

横の繋がりもさることながら、地域の子供達とと大人の縦の繋がりも「祭り」という一つのきっかけによって維持されている。
また、その中に新住民であろう外国人の親子も当たり前のように馴染んでいたのが印象的だった。(もちろん、みんながみんなではないだろうけど。)

小江戸っ子の気質なのか包容力のあるコミュニティー。
最近、言われているテーマ型コミュニティーとはまた違った本来的な意味でのコミュニティーの力を見せつけられたように思う。





山車と小江戸っ子のおっちゃん達


この辺りは、電線や信号があって少し窮屈な印象もあるが、蔵づくりのまちなみゾーンは電線地中化がされていることもあり、山車が映える(写真が良くない....)



ただただ地中化する地域が多いような気がして、本当に必要なことなのかと疑問に思うものも多いが、電線地中化がこのような感じで、お祭りを引立ててくれるのはなんだか素敵だなっと思った。




近くの桶屋の暖簾…かっこよすぎます。





昼過ぎから川越の名所や昼のお祭りを見てまわって、あっという間に夕方

ハレの日も時の鐘は相変わらず、静かに悠然と川越のまちの真ん中で鎮座して行き交う人々とその笑顔をみて満足げ。

まちには様々な匂いと屋台の光、行き交う人々の楽しげな声、素敵な夜。




不勉強で色々とまちなかの人々に山車やお祭りのことを伺いながら勉強して歩いた一日。

王蔵流、芝金杉流、堤崎流の3つの流派があるそうで、それぞれリズムやテンポなどが違うそう。
山車は古くからそれぞれの町毎に違ったテーマを持っていて、山車の姿もまち毎にバリエーション豊か、全部で29台。

http://kawagoematsuri.jp/dashi/

来年は記念年とのことで、全部の山車が勢揃いする様なお話をされていた。


曳っかわせの様子

今日のハイライト、3つの山車が競い合います。
交差点で山車が出会うと、山車を正面向け合って競い合います。



もちろん昼も良いけど、やっぱりこの仄かな光と人々の声がまちに溢れる夜の山車とまちが好きだ、そう思った。

郡上八幡の郡上踊りの夜と同じ、本当に素敵な夜の風景。


来年は、GSユースの日帰り見学会みたいな感じでみんなに体験してもらえたらいいねと帰り道、先輩と話した。来年、お楽しみに。

お祭りの日だからっていうのもあってか、色んな人とお話しして川越を満喫。
偶然にも蔵の会のキーパーソンの方からもお話を伺うこともできて大満足の一日でした。









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